3.11東日本大震災から11年 転勤族が震災にあった

日記
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こんにちは🌷

今日のブログは東日本大震災の起きてから数時間の我が家の体験について書いています

2011年3月11日14時46分

報道でもあるように東日本大震災が起きました

あの日あの時我が家は東北にいました

まだ赴任してから数か月でした

当時

長男は5年生、次男は2年生

ちょうど下校の時間

グラっと来た時、先に帰っていた次男を近くに引き寄せリビングの真ん中で寄り添いました

実はあの前日も小さな地震があったのです

 

赴任が決まって家探しをしに行きタクシーに乗った時、運転手さんに聞きました

「ここのいいところって何ですか?」

すると運転手さんは

「災害がないところかな」

そう聞いていたはずなのに、引っ越して住んでから何度も小さな地震がありました

あの日の前日揺れた時、なぜか私はとても悲しくなって田舎の母に電話しました

「また地震があった。もう嫌だわ」

もしかしたら、転勤で引っ越ししてからの目まぐるしい毎日にちょっと疲れていたのかもしれません

見知らぬ土地に引っ越ししてなじむまでには時間がかかります

子供のためにも慣れるためにできるだけ行事にも参加し、必死で過ごした毎日でした

幸い、人に恵まれてやっとで少しずつ生活が軌道に乗り始めていたころだったので、気が緩んで愚痴の一つでも言いたくなったのかもしれません

母と話しながら泣いてしまいました

前日は小さな地震だったのに・・・

今思うと何か本能で察知していたのかもしれません

当日大きな揺れが来た時、

次男を抱き、頭では理解できないほどの揺れを感じ、

いや、最初は揺れているということすらわかっていませんでした

これは現実なの?

と思いながら前日の母との会話を思い出していました

「もしかして、私があんな愚痴を言ったからこの家だけこんなことになったのか?」

摩訶不思議な現象が我が家にだけ起こっているのかも?とドラマをみているかのような感覚に陥りました

これは地震なんだと理解するまでに時間がかかりました

揺れは長く、後で知りましたが6分以上も揺れていたようです

揺れが収まると、長男が心配になりました

「長男を迎えにいくよ!」

次男を連れて外に出ようとしたら、外は横なぐりの吹雪でした

上着を着ないと!

そのまま出ようとしていた私は次男にコートを着させてもう一度出ようとしました

その時

ピンポーン

長男が帰ってきました

よかった、無事だった

でもすぐに焦りました

当時マンションに住んでいた我が家

緊急時なのにエレベーターが止まっていませんでした

うっかり乗ってしまうと危険です

玄関から外に出て大声で

「エレベーター乗っちゃダメ!」

と叫んだけど時すでに遅し

長男が乗ったエレベーターが動きだし、ギイギイ変な音がしています

結局途中で止まってしまい、何とか扉も開き無事降りることができました

後で聞いたら、

長男は揺れ始めた時学校から出ていて、途中の公園近くを通っていたようです

何人も下校途中の子供たちが公園にいた中

帰らなきゃ!

と使命感のようなものを感じたらしく、近くの大人が止めるのも聞かず、

揺れがおさまる前に家に向かって走ったようです

その時、また大きな揺れが来て

道路の横のアパートの壁が崩れて長男のすぐ横に落ちてきました

その瞬間、近くにいた人が

「危ない!」

と長男をかばってくれたそうです

次の日行ってみたら車に壁が刺さっていました

どこの誰なのか結局わからずじまいでしたが、感謝してもしきれません

もしかしたら大けがをしていたかもしれません

無事で本当によかったでです

 

マンションの人たちはみんなで外に出ていました

揺れがひどくて中になんていられませんでした

寒すぎたので車を出してぎゅうぎゅうになってエアコンをつけて温まるしかありません

後になってガソリンが手に入らなくなるなんてあの時は全く考えず、みんなが子供たちを温めることだけを考えていました

我が家の車にも何人も子供たちが乗っていたけど、子供たちが仲良く話している姿を見たことで大人も助けられました

夫は仕事からすぐに帰ってきました

とは言っても、最初の地震からは数時間経っていました

いつもはたよりない夫ではありますが、あの時ばかりは帰ってきてくれただけでとても心強く感じました

 

この後のことも書き出すと本を何冊も書けそうなぐらいなので、今日はホント一瞬のことだけにしておきます

 

地元に住んでいて災害に遭った場合、地元の人たちで助け合いながら過ごすのだと思います

転勤族が転勤したばかりの土地で大きな災害に合うと、どうしていいかわからなくなります

でも、とてもよくしてもらいました

我が家には息子たちがいて、息子たちのおかげで知り合えた方もたくさんいて、その方たちのおかげで

まだ赴任して短かった我が家はたくさん助けてもらいました

震災をきっかけに仲良くなった方もいらっしゃいます

どんな時でも人と人のつながりなんだな、とつくづく思います

今、コロナ禍で人とのつながりが極端に減っています

でも、やっぱり人と関わらないと生きていけないものです

いつ何が起こるかわかりません

出会った人たちを大事にしながらこれからも過ごしていきたいと思います

 

震災で犠牲になった方へ哀悼の意を表します

ご家族の皆さんが今、そして未来が幸せでありますように

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